23世紀の宗教の教祖
「23世紀の宗教の教祖」。これは2021年フジロックフェスをご覧になっていた方が初めて平沢進を目にした際に発した、平沢進を見事に表した言葉です。
平沢進のファンのことを「馬の骨」と呼びますが、馬の骨の方々もこのご意見には概ね賛成しています。むしろ平沢進の楽曲に心を奪われた様を自身も体験しているから、「宗教の教祖はある意味正しい」とさえ言っています。
本来の楽曲とは別に、実はプロレスラー長州力の入場曲(別名義)や『NHKのみんなのうた』、映画楽曲など幅広い活動をされている方でもあります。
またメジャーデビューしているアーティストとして初めてダウンロード配信をしたり、90年代にすでにライブ配信をしていたりします。初音ミクが大々的になる以前から人工音声ソフトを楽曲に組み入れたり、デジタル及びテクノロジーに対しての先見の明があるのです。(そのためかツイッターも自身のサイトもそれなりの更新頻度があります)
平沢進は現在70近いご年齢で、始まりはテクノでしたが、現在はボーダーレスな楽曲が多くあります。
楽曲自体も独特で、音楽に合わせて詩を作るタイプのためか、意味が分からない歌詞になることもあります。
かなり「音」大事にしているアーティストです。