不良ではあるけど
『東京リベンジャーズ』はまずキャラクターデザインを見てほしい。顔の違いがしっかりしていたり、他の不良漫画とデザインモロかぶりがない。タイムリープものなので、過去の世界で流行ったものを取り入れているのもいい。
正直苦手な人はいるとは思う。思いっきり血の表現、殴る表現はある。けどしっかり描かれているからこそ、生々しいのが伝わった。
主人公のかっこいい所、ダサい所、悔しいなどの表現もいい。ヒロインはあまり出番はないけど、主人公の良さを引き出してくれるキャラクターである。
この作品の1番の名シーンとも言える「血のハロウィン(血ハロ)」。漫画・アニメどちらもとても感動できた。映画も期待出来る。
ここから少しネタバレを書く。
「血ハロ」含む、人が亡くなってしまうシーンはどこも良かった。あえて心残りある亡くなり方だった。
「血ハロ」のように感動的なもの。悔しすぎる亡くなり方。人が亡くなるからこそ「次の話はどうなるんだ」と引き込ませてくれた作品だと思う。
最終章は早足で終わってしまって、もう少し細かなストーリーが欲しい終わり方ではあった。それでいてさっぱりし過ぎている。他の話が重かったからこそ最終回はさらに重くと思ったけど、「クリスマス編」(個人的に『東リべ』の中で1番話が軽い)と同じぐらいかと思う。