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『ROBIN HOOD STREET』
guca owl三枚目のアルバム『ROBIN HOOD RTREET(ロビンフッドストリート)』は、自身の現在の状況や思い、家族、仲間などいろいろなテーマで語りかけてきます。
guca owlができないこと、自分自身ができないことなど重ね合わせられるのも魅力の一つだと思います。
他にはとても聞き心地がよく何度も聞いてしまうようなメロディを作り上げているのにもかかわらず、しっかり歌詞を見てみるとまるで詩や小説のような独特な世界感があり、何度も見返してしまうほどです。
アルバムを通して葛藤、問題、自身にしか超えられない高い壁、苦難をいかに乗り越えるか。そしてそれをいかに楽しんで挑んでいっているかが伝わってきます。そんな力強さが聞き手にも勇気を与えてくれるのです。
やはり今のSNS社会では自分の苦難や境遇を言いたくない、隠しておきたいことなどそれぞれあります。
それでも「俺は自分自身の難題にいかに楽しみを見出していくか、いけるのか、行くしかないだろう」と、自分自身をさらけ出しつつ、聞き手側の弱い気持ち、不安な気持ち、焦り葛藤にも寄り添ってくれる。「俺もいるから一緒にいくぞ」という強い気持ちがこもっているアルバムになってます。是非聞いていただきたいです!