感覚ピエロ

感覚ピエロ

「感覚ピエロ」とは、2013年に結成されたバンドである。メンバーは横山直弘、秋月琢登、滝口大樹、アキレス健太の4人。結成と同時に、自社レーベルJIJI INC.を立ち上げた。2016年、完全無所属バンドながら「拝啓、いつかの君へ」が日本テレビのドラマ『ゆとりですがなにか』の主題歌に採用された。

イズミヤハルのレビュー・評価・感想

感覚ピエロ
10

感覚ピエロの魅力

彼らの魅力について語らせてもらいたい。
2013年のとある時期に、各々が活動していたグループが解散したことがきっかけで集まった寄せ集めのグループが感覚ピエロである。
2022年より活動休止中のギター・秋月琢登が代表を務める自社レーベルで活動を続ける彼らだが、紆余曲折ありながらも2023年で結成して10年を迎えた。
客を埋めきれず、ステージセットや客の入れ方を変え開催した幕張メッセの公演。
悔しさを胸に次のツアーを発表していたが、幕張公演後にコロナが流行り始めツアーは断念せざるを得ない状況になったこともある。
不完全燃焼な気持ちを発散すべく、コロナが一時的に落ち着いたタイミングで開催した恵比寿LIQUID ROOMでの有人ライブは、彼らの持ち味でもあるコール&レスポンスを一切封印したライブでありながら客もメンバーも楽しそうにしているのが見て取れる最高のライブであったと思う。
コロナと戦いつつも活動を続けていた彼らだが、2022年最初のワンマンライブを最後にギターの秋月琢登がしばらくの間活動を休止するとの報告があった。
彼の代理として感覚ピエロをサポートすることになったギター・ドラゴンは、兼ねてよりメンバーとも親交があり、スムーズに引き継がれ彼が帰ってくるその時まで役目を全うするようだ。
彼らの今後の活躍にも期待していきたい。