仮面ライダーシリーズ初の本格アニメ化
2022年夏に放送・配信された、平成仮面ライダーシリーズ第11作『仮面ライダーW』のその後を描いた青年誌連載コミックのアニメ化作品で、事実上『仮面ライダー』シリーズとしては初の本格的なアニメ化作品となります。
主なあらすじもTVシリーズのその後から始まり、風都で探偵及び仮面ライダーとして活動を続ける左翔太郎とフィリップの前に「ときめ」という謎の女性が現れたことから、新たな事件に巻き込まれていきます。
「CVは全員本職の声優さんが担当」という事に対して賛否が起きたものの、蓋を開けてみると劇中の雰囲気(ニチアサで使われてるロケ地などの再限度も含めて)や、細かい小ネタなど『仮面ライダーW』の続編として非常に完成度の高い作品となり、いい意味で変わらない『仮面ライダーW』の世界観になっていた印象です。
配信・深夜放送という事もありニチアサでは描けないグロやエロ(後者がやや執拗だった気もしますが笑)も積極的に描いてはいるものの、ライダーの変身描写やアクションなどの再現率も高く、仮面ライダーのアニメ化としても新鮮な印象でした。
ストーリー的には一つの事件を3話完結で描くためやや間延び感はあったものの、全12話の攻勢では4部構成でなりたっていた印象です。全編において作りての仮面ライダーのアニメ化に気合いが感じられた作品です。