『ONE PIECE』の作品感想
かつて海賊王と呼ばれた伝説の海賊、ゴールド・ロジャー。そのロジャーが残した大秘宝ワンピースをめぐる物語。
主人公のモンキー・D・ルフィもまた、ワンピースを求め大海賊時代へ身を投じる人物の1人。父に革命軍の頭にして世界最悪の犯罪者という肩書きをもつモンキー・D・ドラゴン、祖父に海軍の英雄と呼ばれるモンキー・D・ガープをもち、世界政府からも警戒されるほどのポテンシャルを秘めている。
ルフィは故郷であるイースト・ブルーで数々の仲間やライバルたちと出会い、瞬く間に賞金首になった。そして、ルフィ率いる「麦わらの一味」は活躍の場をグランドラインへと移す。イースト・ブルーとは比較にならないほどの強敵が蠢くグランドラインでも、快進撃を続けるルフィ一行。多くの戦いを通してルフィは3億の賞金首へと成長する。
そんな中パシフィスタと呼ばれる戦闘兵器と交戦するも、一味はまったく歯が立たず、麦わらの一味は完全崩壊を喫する。さらに、ルフィは義兄であるポートガス・D・エースの公開処刑を耳にするのだった。一時はエースの奪還に成功するもエースはルフィを庇って死亡してしまい、ルフィは己の弱さを嘆く。
そんなルフィを元王下七武海の1人「海峡のジンベエ」が激励し、仲間のため、2年の修行へと打ち込む。
2年の時を経て再集結した麦わらの一味。力をつけた一味はグランドライン後半の海新世界を突き進む。ワノ国での闘いではついに四皇カイドウを倒し新たに四皇の座についたルフィ。海賊王への道を着実に進んで行く。
一人一人の個性が強く、それぞれ違った正義や信念のもとに行動する『ONE PIECE』のキャラクターたち。設定が細かく作り込まれており、非常に面白い作品である。