どうした清水監督
『呪怨』を手掛けたホラー映画の巨匠、清水監督が満を持して挑んだ恐怖の村シリーズ、最後の3作目にあたる『牛首村』。富山県魚津市にある坪野鉱泉と、怪談「牛の首」が元ネタになっている。
この怪談「牛の首」はホラー好きならば知っている、日本一怖い話で有名。しかし映画良い所を見つけるのが大変だった。まだ1作目、2作目の方が恐い部分を上げられた。
木村拓哉の娘kokiの映画デビュー作品だったが、まるで学校のお遊戯を見ているようだった。もう少し演技を勉強してから出演しようねと思った。
女子高生失踪事件とそれに関わった人達の謎の死。そして牛頭信仰や双子の口減らしの風習、ホラーあるあるを詰め込んだだけのストーリーなので、「またこのパターンね」と読めてしまい、怖さも無い。
音やCGで怖がらせるのではなく、本来の日本独特のジメッとしておどろおどろしいく、救いのないホラー映画はもう作られないのか。
水溜りにビルから落ちてきて霊が映るシーンのCGは酷すぎて、違う意味でビックリだった。
もうこんな方法でしか怖がらせる事しかできないのかと思ったら、日本のホラー映画は衰退してもうダメかもしれない。
ホラー初心者や、kokiさんのファンは見る価値はあるかもしれないが、ガチのホラー好きの方は絶対に見ない方良い。