普通のアイドルアニメとは一味違います。
『ゾンビランドサガ』はゾンビ×アイドル×佐賀が題材の異色のアイドルアニメです。交通事故で死んだ謎のアイドルプロデューサー巽幸太郎によってゾンビとして蘇った女子校生源さくらが、自分と同じく若くして死に、ンビとして蘇った6人の仲間たちと共に、正体を隠しながらローカルアイドルグループ「フランシュシュ」として佐賀県を盛り上げるために活動するストーリーです。
このアニメの魅力は、各所に散りばめられた佐賀県ネタと個性の強いキャラクターたちです。嬉野温泉やガタリンピック等の佐賀県の名所や名イベントなどがとても詳細に描かれており、佐賀県の魅力が存分に伝わってきます。アイキャッチでもフランシュシュのメンバーが名スポットや名産品を楽しむ様子が使われており、それらも佐賀県の魅力を伝えるのに役立っています。
キャラクターも皆個性が強く、バラエティーに富んでいます。フランシュシュ内だけでもおっちょこちょいだけど誰よりもまっすぐな1号こと源さくら、喧嘩っ早いけど仲間思いな伝説の特攻隊長2号こと二階堂サキ、臆病だけど昭和アイドルの矜持を持った伝説の昭和アイドル3号こと紺野純子、勝ち気でアイドルへの情熱は人一倍ある伝説の平成アイドル4号こと水野愛、マイペースでフランシュシュ内の姐さん的ポジションの伝説の明治の花魁5号ことゆうぎり、天真爛漫な性格で物知りな面もある伝説の子役6号こと星川リリィ、ただ一人理性が目覚めていない謎が多い0号こと伝説の山田たえ、普段おちゃらけた態度をとっているが仕事はきっちりこなす関係者内で唯一の人間で伝説のアイドルプロデューサー巽幸太郎というように、十人十色のキャラがいます。
初めはバラバラだけど、活動を続けていくにつれて絆を深めていき、時には自分の死の原因と向き合いながらも成長していく姿も、作品の魅力の1つです。