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Lamp を知らない人はもったいない。非常に美しい音楽なのでぜひ体験するべき。
Lampの音楽を初めて聴いたのは、「A都市の秋」という曲でした。美しく複雑なメロディーと転調が印象的で、なんかものすごいものを見つけてしまった!という驚きと衝撃を受けました。新しいような、懐かしいような、胸がきゅっとなるような、特別を感じる音楽なのです。
ボーカルの女性の声は優しく美しい、少し頼りないような声質がかえって心地よいのだと思います。男性ボーカルも素敵。声質がキリンジに似ていると感じました。こちらも優しく、すっと心に入ってきます。力が抜けていて、聞いているととてもリラックスできるのです。休日に、片付いた部屋でのんびりとコーヒーを飲みながら過ごすときにLampの曲を流したら、絶対にお洒落で素敵な時間を過ごせることと思います。
「冷ややかな情景」もすばらしい曲でした。冬を感じさせる美しいイントロ、その後に始まるボサノバ調のメロディ、その後は変拍子が続くので理解するのが難しくて、好きなのにわからないところがやみつきになり、何度も繰り返し聞きたくなる曲でした。よくこんな難しい曲を作れるなぁと感じます。Lampの方たちは絶対に天才なのだと思います。それにしてもこんなに良い曲をたくさん作ってくださり、それを体験することができるなんて、すごいことだと思います。素晴らしいアーティストのLampさんは、実力のわりにまだそれほどみなさんに知られているわけではないように思います。とても素敵なので、ぜひ聞いて体感してみてくださいね。