「助けて…」に全てが詰まっています
「ONE PIECE エピソードオブナミ 〜航海士の涙と仲間の絆」は、航海士であるナミの生い立ちと彼女が育った「ココヤシ村」を守ろうとするお話です。ルフィたちと本当の仲間になるまでの経緯も描かれています。
涙なしでは観られない感動ストーリーです。
「ココヤシ村」は魚人アーロンの支配下にあり、村人たちは自由のない生活を余儀なくされていました。全ては故郷である「ココヤシ村」を救うため、ナミはわずか10歳だったのにも関わらず、自分を押し殺しながらアーロンのもとで8年間も海図を描き続け、海賊専門の泥棒としてお金を盗むという壮絶な生活を送っていました。どんなに周りに蔑まれても、「生き抜けば必ず楽しいことがたくさん起こる」と信じて、決して諦めないナミの姿には脱帽します。ナミの抱えてきた思いや責任感は計り知れません。
しかし、魚人アーロンはナミの思惑に気が付いており、村を売ってくれるという約束の1億ベリーまであと700万ベリーというところで魚人アーロンがナミを裏切り、なんと海軍を使ってお金を回収させてしまうのです。それまでのナミの頑張りが全て無駄となり、堪えてきた怒りや憎しみが溢れ、村人たちも遂に我慢の限界が訪れてしまいます。
最後のナミの「助けて…」という心の声にルフィが応えるかたちで、魚人アーロン一味とのバトルシーンに突入しますが、圧倒的に強い魚人アーロンとルフィたちとのパワフルなアクションシーンは見ものです。家族愛や友情・仲間の絆も感じられる、心に響くストーリーとなっています。