ストライク・ザ・ブラッド

ストライク・ザ・ブラッド

『ストライク・ザ・ブラッド』とは、三雲岳斗によるライトノベルおよびそのコミカライズ作品である。ライトノベル版の作画はマニャ子が、漫画版の作画はTATEが担当した。ストーリーは、伝説と思われていた最強の吸血鬼・第四真祖の出現を受けて、見習いの「剣巫」である姫柊雪菜がその監視・抹殺の任務を受けるところから始まる。2013年にテレビアニメ化され、スマートフォンやフィーチャーフォン向けのゲームアプリも配信された。

Mitolittyのレビュー・評価・感想

ストライク・ザ・ブラッド
10

よくあるハーレムアニメ?うるせぇ、姫柊が可愛いからいいんだよ!!

最初に言っときますが、よくあるハーレムアニメです(笑)。
主人公・暁古城は最悪最強の吸血鬼第四真祖になりながらも、日々を平穏に過ごしていたが、獅子王機関からの監視役・姫柊雪菜が来てから、彼の周りでさまざまな事件が起こってゆく。
この作品の見所は、やはりエロティックな吸血シーンであるだろう。最強の吸血鬼でありながらも、その力を使いこなせていない古城は、ピンチになる度に近くの女の子の血を吸って新たな眷獣を手に入れるというのがお決まりであるが、血を吸われるのは何もメインヒロインだけとは限らない。作中に登場する様々なヒロインたちから血を供給している。というのも吸血衝動の引き金となるのは性的興奮であるからだ。自ずとシチュエーションは男心をくすぐるものが多くなる。グッと引き寄せ、匂いを嗅ぎ、白い柔肌に牙を突き立てるシーンはただ乳を見せるアニメとは違った背徳感を掻き立てるものとなっている。
姫柊に「先輩!」と呼ばれたい。なんなら、雪霞狼で刺されたいといったドMなセンパイ方が現れていたのも彼女のヒロイン力の賜物であるだろう。
恋愛描写を楽しみたい方は、あまりお勧めできない。古城とヒロインの仲はそれほど進展せず、少女漫画のように過度に親密になったりしない。そういったものをお求めの方は停滞気味の恋愛模様にヤキモキしてしまいだろう。