アンデッドアンラック / アンデラ / Undead Unluck

アンデッドアンラック / アンデラ / Undead Unluck

『アンデッドアンラック』(公式略称:アンデラ)とは、日本の漫画家・戸塚慶文による少年漫画。2020年に『週刊少年ジャンプ』にて連載が開始。同年、「次にくるマンガ大賞 2020」にてコミックス部門1位を受賞して一躍話題となった。2022年8月にTVアニメ化が発表され、翌2023年7月に放映が開始される。
主人公・出雲風子(いずも ふうこ)は、相手に生身で接触すると相手に不運が起きる特殊な能力「不運(アンラック)」の否定者。そんな風子が「不死(アンデッド)」のアンディと出会い、物語は幕を開ける。

bajiriko19827のレビュー・評価・感想

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アンデッドアンラック / アンデラ / Undead Unluck
4

過大評価?読み手の理解力不足?アニメ化決定作品

2023年にアニメ化が決定しているジャンプ作品、アンデッドアンラック。ジャンプ作品のアニメ化が立て続けに行われているのでいてもたってもいられず、原作を大人買い。いざ読んでみると人生に絶望し自殺を決意した少女の前に不死身の男が現れて、、、一話目から回を重ねるごとに加速していくストーリー展開。よく言えば勢いがあるが、独特すぎる世界観に意味不明な設定が脳に飛び込んできて頭の処理が追いつかないまま急展開からの急展開。これはダイジェストなのか?というテンポで話が進んでいく。漫画の面白さというのは、ストーリーや設定ももちろん、キャラクターの人間性に好感を持てるかどうかも関わってくる。とにかく超人的なキャラクターが出てきてそれを取り巻くキャラクターも曲者であることは分かるのだが、芯となる部分を理解できないまま、シリアス展開、感動展開に持っていこうとしていくのは多少無理がある。常に置いてけぼりなまま話が進んでいくので100パー理解するには読み直しが必要になる。読み直してこの作品を好きになろうと試みるも、終始何が起きているか分からず話の連続性、全体を通しての繋がり、大枠が掴みきれない。導入部である程度の親切さがないまま、作品を好きになるのは無理がある。この作品自体が初連載とのことですでに売れっ子となっている作家と比べると脚本の作り方に実力不足を感じる。面白いではなく、面白い風な作品。