tofubeats / トーフビーツ

tofubeats / トーフビーツ

tofubeats(トーフビーツ)は、1990年生まれ、神戸市在住の日本人歌手で、音楽プロデューサー。DJやトラックメーカーとして、数々のドラマや映画の主題歌を担当している。2013年にメジャーデビュー。過去にはメジャーデビューのためのプレゼンで、3度も落選するという経験がある。
代表曲に『水星』『LONELY NIGHTS』がある。2016年には「SPACE SHOWER MUSIC AWARDS」で「BEST GROOVE ARTIST」を受賞、テレビ東京系ドラマ『電影少女 -VIDEO GIRL AI 2018-』の主題歌や、出演者の不倫で話題となってしまった映画『寝ても覚めても』の挿入歌として映画音楽に初挑戦。そのオリジナルトラックは人気を博した。2021年には藤井隆とコラボを果たす。
さまざまな経験を歌にしている中でも、関西で活動していた盟友「imoutoid」の急死に対して、追悼の意を示したものが『朝が来るまで終わる事のないダンスを』であるとされている。

tama-shiroのレビュー・評価・感想

tofubeats / トーフビーツ
10

トラックメーカーtofubeatsの魅力

tofubeatsは日本を代表するトラックメーカーの1人である。トラックメーカーとは楽器を生で演奏するのではなくパソコン上で歌を乗せるための音楽を作る人たちのことを指す。一般的にはヒップホップでラップを乗せるようのトラックや、シンガーソングライターが歌を乗せるためのトラックを作ることが多い。
tofubeatsがその中で評価が高い理由としては、クオリティはもちろんのこと誰の耳にも残りやすいメロディと、どこかで聴いたことのあるような、歌謡曲の要素も含んだ懐かしさも感じさせる音作りだろう。彼の楽曲の中でもヒットした『水星』という曲は彼のそんな良い所が詰まっていて是非聴いてもらいたい。
更に彼が評価を受ける理由はそれだけではない。なんとtofubeats自身がラップをして歌も歌うのである。
彼のラップ、歌はとても上手いと言えるものではないが、声を言葉ではなく音として捉えるというトラックメーカー独自の発想でとても耳触りが良く、歌詞が頭に残りやすいものとなっている。彼のエモーショナルなトラックと、最新のケロケロボイスも駆使した楽曲のギリギリのバランスから生み出される心地よさは聴いたことのある人にしかわからないものとなっている。