恋愛ラボ / LOVE LAB

恋愛ラボ / LOVE LAB

『恋愛ラボ』は、2006年から2009年にかけて『まんがホーム』、2009年から2019年にかけて『まんがタイムスペシャル』に掲載された4コマ漫画。作者は宮原るり。2013年にアニメ化されている。中学生の恋愛を軸に、個性的な登場人物たちのやり取りがコメディタッチで描かれ、人気となった。
名門校「私立藤崎女子中学」に通う倉橋莉子は、男勝りでガサツの女の子。ある日生徒会会長真木夏緒の独創的な恋愛研究を目撃してしまう。そのことがきっかけで生徒会会長補佐となり、真木の恋愛研究に巻き込まれていく。その後恋愛研究には、ハリセンづくりが得意なドジっ子書記スズ、ツンデレの傾向がある元生徒会長エノ、功利的で冷静な会計サヨなどの個性的な生徒会メンバーの参加、隣の公立中学「夏原南中学校」の男子生徒たちとの交遊を通じて、恋に恋する乙女たちの恋愛研究は進んでいく。
本作品の特長として、作者宮原るりの別作品『みそララ』『僕らはみんな河合荘』との世界観の共有がある。作品に登場する人物や団体が互いの作品にそれぞれ登場している。

1dkamesamaのレビュー・評価・感想

恋愛ラボ / LOVE LAB
8

お嬢様学校の生徒が恋愛について真剣にお勉強(?)するドタバタコメディ漫画!

「恋愛」をテーマに研究する、お嬢様学校に通う5人の女生徒によるドタバタコメディ漫画です。主人公のマキが生徒会室でこっそりと恋愛について研究しているのをリコがたまたま見かけてしまったところから物語が始まります。マキやリコを始めとした恋愛経験皆無のメンバーが、「もし男の子と付き合うことになった時に困らないように」とあれこれ思惑を巡らせながら恋愛について「研究」している様は思春期真っ只中の女の子らしさを感じさせ、読んでるこちらもハラハラドキドキさせられる場面も多々あります。また、絵柄もとても可愛らしく、個性豊かな5人が生き生きと描かれています。外見も内見もお嬢様なマキ、運動神経抜群でちょっと男まさりなリコ、王子様のような男の子と付き合いたいと思うエノ、サバサバしていて何事も客観的に見ているサヨ、ドジっ子だけど何事も真面目なスズ、物語が進むにつれ5人にそれぞれ気になる男子が出てくるのですが、紆余曲折あって最後はどうなってしまうのか…?と読んでるこちらとしても続きを読まずにはいられない、そんな風に感じてしまうくらいスッと入り込みやすい。過去に恋愛経験のある人や今まさに恋愛中の人であれば「あーこれ恋愛あるある」や「自分にもこんな経験あったなあ」などとつい感じてしまうかもしれません。