ASIAN KUNG-FU GENERATION / アジアン・カンフー・ジェネレーション / アジカン

ASIAN KUNG-FU GENERATION / アジアン・カンフー・ジェネレーション / アジカン

ASIAN KUNG-FU GENERATIONは、通称「アジカン」と呼ばれている、「邦ロック」を牽引する4人組ロックバンドである。メンバーは、ボーカル&ギターの後藤正文(ごとう まさふみ)、ギターの喜多建介(きた けんすけ)、ベースの山田貴洋(やまだ たかひろ)、ドラムの伊地知潔(いぢち きよし)の4人で構成されている。関東学院大学のけいおん学部にてはじまったとされており、メンバーはインテリであることも有名。
代表曲に『ソラニン』『それでは、また明日』などがある。またチャットモンチーの橋本絵莉子とコラボした『All right part2』はファンのなかでは人気が高い。
数々のアニメソングを歌っており、ファンの層もさまざまである。多くのロックバンドに影響を与えており、ロックバンドKANA-BOONも憧れの存在であると述べている。
FM802主催日ライブ「REQUESTAGE」ではトリを務めている。高いパフォーマンスと、独特の歌唱スタイルが、唯一無二の存在感を放っており、過去の曲を再収録する曲も多く、2018年リリースの名盤『サーフ ブンガク カマクラ』も2023年に新たに発表し、話題となった。

FATDRAGONv3のレビュー・評価・感想

ASIAN KUNG-FU GENERATION / アジアン・カンフー・ジェネレーション / アジカン
10

アジカンがいれば大丈夫

ASIAN KUNG-FU GENERATIONといえば日本のロックシーンを牽引するバンド。
アリーナクラスのツアーを成功させ、ロックフェスではトリを務め、1996年の結成以来最前線で活躍しています。

デビュー当時は、日本語ロックや文学的といった少々アンダーグラウンド的な評価をされていましたが、2023年時点では間違いなく日本のロックシーンのど真ん中を行くバンドです。
万人受け、というとあまり良い意味で捉えられないかもしれませんが、アジカンこそ万人受けされる最強のロックバンドなのです。
デビュー当時は歌詞の印象やフロントマンの後藤正文のルックスから内向的なイメージで見られがちでしたが、「リライト」で所謂ブレイクを果たし、その後どのバンドも経験するであろうファンからしたら、そっちではない、という方向に向かい、迷走などと言われる時期を過ぎ、アジカンはすべてを受け入れてくれるバンドになったのです。
私たちがどんなに迷い立ち止まっても、アジカンは大丈夫と言ってくれる存在になったのです。
「All right part2」(ランドマーク/2012)
「何度でもオールライトと歌え」(ミシマ社出版/2016)
「Be Alright」(プラネットフォークス/2022)

アジカンがいれば大丈夫。