ゼノブレイド3クリア済みレビュー
『ゼノブレイド3』はモノリスソフトが開発し、2022年7月29日に任天堂が発売したNintendo Switch専用のソフトです。ジャンルはRPGになります。
今作の舞台「アイオニオン」には敵対する2つの巨大な軍事国家「ケヴェス」と「アグヌス」があり、国民は生まれた時から「生きるために戦い、戦うために生きる」ことを宿命づけられています。国民の寿命は10年と短く、日々死と隣合わせの中生きています。
最も良かったのは最大7人パーティで連携して戦うことができる戦闘システムです。何種類もの「クラス」があるので、攻撃、防御、回復をどの割合で入れてパーティを編成したら、効率よく敵を倒せるのか考えるのが楽しかったです。また、クラスにより服装も異なり、自分のお気に入りのファッションで旅を続けられるのも良かったです。
次に良かったのはフィールドの広大さです。ゼノブレイドシリーズ全般に言えることですが、戦闘せずにフィールドを走っているだけでも、草原、荒野、雪原など景色がきれいで魅了されました。
悪かったところは悪役の多さです。今作では悪役として「執政官(メビウス)」が多く出てきます。「ゼノブレイド」、「ゼノブレイド2」では悪役は多くありませんが、内面描写が上手く、悪役側にも感情移入することができたので、続きがどうなるだろうかとストーリーへの没入度が高かったです。しかし今作では執政官にあまり魅力を感じられない者もいて、前作よりストーリーへの没入度が低くなっているように感じました。
ボリュームのある正統派JRPGが好きな人には、とてもおすすめできる作品だと思います。