日本を代表する雑多ジャンル×ロックバンド
メジャーデビューから30年経っても数多の国民に愛され続けるロックバンド。そして日本ゴールドディスク大賞や日本レコード大賞をはじめ、数々の実績を叩き出してきた生ける伝説、それがGLAYである。
その人気の秘訣は何といっても音楽性。怒りを表すロックと親しみやすいポップスの融合こそが彼らの真骨頂だ。
そもそもGLAYという名前は、そんな「黒でも白でもない音楽を作っていきたい」という強い思いによって灰色を意味する"gray"から着想を得ており、その名の通り一筋縄ではいかない緻密な音の集合体が多くの名曲を世に出してきた。
激しくスリリングなビートでありながら恋における切なさも漂う「誘惑」、壮大なテーマを取り扱うも演奏面では裏拍を強調したレゲエ風バラードの「HOWEVER」「ひとひらの自由」、呆れかえるほどのハイテンションに乗せて過去を後悔する「GREAT VACATION」など、音楽に対する熱意とミスマッチをも厭わない積極的な姿勢が伺える。
純粋でひたむきなボーカルのTERU、泥臭く温かいリズムギターのTAKURO、邪道で飛び道具のリードギターHISASHI、色あせないロックンローラーJIROが織りなす珠玉の音世界、ぜひとも聴いていただきたい。