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不動明王ナルトの軌跡をたどれ
ナルトには、非現実的な技と呼ばれるものが存在するが、この技は、各人が固有に宿している力のことで、生まれ持った才能ともいえる。よって、生まれてから宿している強大な力、つまりその最奥には、努力では追いつけない領域なんていくらでもある。しかし、その差を埋めることはできるし、ないしは、超すことも可能。
ナルトは生まれ持って、強大な尾獣の力を宿していたのに対し、そのライバルのサスケも生まれた里の中で一番を誇ることのできるほどの固有能力「写輪眼」というものを宿していた。お互い切磋琢磨しあい、力の差つまり劣等感に気づいては努力し、日々過ごしていくが、ある日、サスケの力を狙ったオロチマルという人物によって、里抜けを唆されてしまう。当然ナルトとその仲間たちは止めに戦うが、オロチマルを慕うものに苦戦する。しかし、苦戦はしたものの撃退することができた。その一方で、着実に力を手に入れていたサスケはあることに気づく。それはオロチマルは、サスケ自身に宿っている力、写輪眼の能力を、目を奪うことで、独占しようとしているということだ。それに気づいたサスケは、オロチマルを独自の技、千鳥で抹消する。