耳をすませば / 耳すま / Whisper of the Heart

耳をすませば / 耳すま / Whisper of the Heart

「耳をすませば」は、1995年に公開されたジブリ映画。原作者は柊あおいである。この映画は、ジブリ作品を作画で支えていた近藤善文の最初で最後の監督作品で脚本・絵コンテは宮崎駿が担当している。ストーリーは、主人公「月島雫」を中心に恋や夢、悩みなどを描いている。誰もが一度は経験したことがある甘酸っぱい青春ストーリーで未だに人気の高い作品だ。

darsmilkt6のレビュー・評価・感想

耳をすませば / 耳すま / Whisper of the Heart
8

見終わった後に、友情や恋愛、人生に純粋な気持ちを思い出させてくれるそんな映画です。

アニメーション映画「耳をすませば」の実写映画。完全オリジナルの10年後の物語も加わっています。
大人になった月島雫、天沢聖司はもちろん、物語の鍵をにぎる場所、地球屋の細部にわたる実写に、とても感動しました。
地球屋に飾られている猫の男爵人形のバロンも、繊細につくられていて、とても引き込まれました。
実写版のこの映画は、中学時代の2人と10年後の大人になった時の物語が、交差するように展開されていきます。
読書が好きな雫と、同じように読書が好きな聖司は、あるきっかけで、最悪の出会いを果たします。その後、聖司に大きな夢があることを知った雫は、次第に彼に惹かれていきます。物語を書く夢を持つようになった雫は、10年後、出版社で働きながら夢を追いつづけますが、なかなか思うようにいきません。
そんな中、雫はチェロ奏者になる夢を叶えるためイタリアに渡った聖司に会いにいきます。
見どころは、雫と聖司の二人の物語はもちろんですが、中学時代からの雫の友人である夕子や竜也、聖司の祖父でもある地球屋の店主、おじいさんの話すセリフの中にも、つまっています。
夢を追いつづけながらも、現実の壁をどう乗り越えていくか、そんな悩みを抱える雫と聖司。お互いが大切な存在であることに気づき、新しい形をつくりだしていく物語の展開には、見終わった後に、友情や恋愛、人生に純粋な気持ちを思い出させてくれる、そんな映画です。