超特急

超特急

超特急は、EBiDAN所属で2011年結成、2012年にCDデビューを果たした9人組ユニットである。アイドルでありながら、”非アイドル”というコンセプトで、高いダンススキルと歌唱力をもち、メンバーそれぞれのキャラクターを上手く引き立たせたチャーミングなパフォーマンスで人気。ファンのことは、超特急という名前に因んで、当初7人で構成されていたことから”8人目”という意味を持たせた「8号車」と呼んでいる。
人気急上昇のなか、抜群の歌唱力であったメンバーが脱退し、衝撃を呼んだ。その後も心の治療および膝の治療で休養していたメンバー脱退し、初期メンバーが次々とグループを離れた。『My Buddy』『Yell』といった初期の人気曲から、メンバーの変更を乗り越えてからリリースされた『Jesus』『超超マイウェイ』などのダンス動画も人気が高い。2022年には新メンバー募集を行った。メンバーそれぞれがドラマやモデルなどで活躍をしている。

anukenのレビュー・評価・感想

超特急
10

3次元に生きる2次元的存在!

“非アイドル”を掲げたメインダンサーバックヴォーカルグループ(ヴォーカルが後方で、ダンサーが前方でパフォーマンスをする)である『超特急』は、魅力溢れる6人グループ。
平均年齢23歳で、若さ溢れるパフォーマンスと激しく踊りながらもブレない歌声が特徴的。メインダンサーであるカイ・リョウガ(リーダー)・タクヤ・ユーキ・ユースケと、バックボーカルであるタカシから構成されている。
彼等それぞれに号車・イメージカラー・担当が振り分けられ、自己紹介のコールアンドレスポンスはファン(8号車と呼ばれる)にとても評判である。
アニメやゲーム好きのメンバーが多く、特にリーダーであるリョウガは3次元に対して「立体的過ぎる」という名言(迷言)まで残すほど。そんな彼がセンターでダンサーを務める『超えてアバンチュール』(2016.10.26に発売されたAL『Dramatic Seven』に収録)は、アルバム収録曲でありながら絶大な人気を誇る楽曲。『2次元への愛』を題材としたこの楽曲は、2次元に推しがいる人にはもちろん『推し』という存在がいるヲタク全員に聴いてもらいたい。アップテンポで明るい曲調でありながら、叶わぬ恋へのもどかしい気持ちを歌った歌詞はとても共感できる。キャッチーな振りも特徴的で、ライブでは盛り上がる定番曲となっている。
このような一般的には「ネタ曲」に分類される楽曲はもちろん、『Turn Up』等の格好良い楽曲まで歌い踊る彼らの笑顔とクールなダンスに夢中になること間違いなし!8号車に夢と希望を運ぶ列車として“3次元に生きる2次元的存在”である彼らのパフォーマンスを、まずは1度騙されたと思って観て欲しい。