世代を超えて愛される作品
連載開始から読み続けています。
笑いあり、涙ありの少年ジャンプらしい王道漫画です。
"海賊が主役で海軍が敵"という設定から、本来悪役であるはずの海賊、ルフィ達がヒーローとして描かれているところが新しいなと思っています。
勝った方が正義だ、というところも、「私達の習ってきた歴史も、もしかしたらそうなのではないか?」と、自分が生まれてきたこの世界と重ねて考える部分が多くありました。
ただ面白いだけではなく、随所に政府・人種差別・戦争等、私たちの居る世界に関わる問題も描かれています。その事に大人になってから気が付きました。なんて深い物語なんだろうと感動しました。これこそ、子供から大人まで世代を超えて愛される理由の一つではないかと思います。
また、都市伝説や陰謀論好きにはたまらない、伏線や考察要素を多く含んでいるので、まさに多くの方から支持される作品です。
「連載期間が長い」「話が長くて飽きてしまう」「空島で離脱した」など、まわりから批判も受ける事もありますが、これでも尾田先生はストーリーを厳選して作ってるのになぁと思ってしまいます。私としては、もっと詳しく細かくやってくれても大丈夫だよ!と思うくらいです。
ワノ国編が終わり、終盤に差し掛かっているそうですが、「永遠に終わってほしくない、けれど終わりは知りたい!」という複雑な思いで読み進めています。