STEINS;GATE / シュタインズ・ゲート / シュタゲ

STEINS;GATE / シュタインズ・ゲート / シュタゲ

『STEINS;GATE』とは、5pb.(現MAGES.)の同人ゲーム作品およびそれを基にしたアニメ作品である。アニメ放送時期は2011年の4月から9月。第15回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品アニメーション部門/長編に選ばれた。大学の友人と日々おかしなマシンを開発していた岡部倫太郎は、偶然タイムマシンを開発する。だが、倫太郎はタイムマシンで過去を改変したことにより、様々な問題に直面してしまう。

5nrasalgethiのレビュー・評価・感想

STEINS;GATE / シュタインズ・ゲート / シュタゲ
10

記憶を消してもう一度見たいアニメNo.1

レビューサイトでも高評価常連の作品、STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)。
その評価に一切恥じることのない、自信を持っておすすめできる作品です。

しかし、この作品は人によって向き不向きがかなりはっきりわかれてしまいます。
この作品をあまり好まない方の理由としては
・作中での会話がちょっと古めなネットスラング多め(舞台が2010年夏の秋葉原のため)
・登場キャラみな個性がとても強めです(全力の褒め言葉です)。中でも主人公の鳳凰院凶真(本名:岡部倫太郎)の厨二病レベルが突出している。
・タイムリープに関する会話が専門用語だらけで、初見で完璧に理解するには難しい
などが挙げられます。

ただその特徴的な設定がむしろ高評価につながっている側面もあります。
私もネットスラングやタイムリープ理論の専門用語はまったくもって無知でしたが、まったく違和感なく物語に没入することができました。

そして「私には向いてないな」と序盤数話で見るのを諦めてしまう方も多いです。
しかしそんな方々に声を大にして伝えたい!!おもしろくなるのはここからなんです!!

何よりこの作品の素晴らしい点は、中盤~後半にかけての怒涛の伏線回収の気持ちよさにあります。

序盤10話ほどは個性強めのキャラクターたちがほのぼのと日常パートを繰り広げていくのですが、中盤から後半にかけて「え、序盤のどうでもよさそうなあのシーンにこんな意味があったの!?」と思いもよらない伏線が引っ張り出されてはきっちり回収されていく様を鳥肌を立てながら見ていました。

どうでもよさそうな物事にしっかり意味を与え、物語の進行のために重要な役割を与える作り込み方がとにかく好きで、まだ見たことがない人が羨ましくてしょうがないほど、記憶を消してもう一度見たいアニメNo.1です。