怪獣8号

怪獣8号

『怪獣8号』とは、『少年ジャンプ+』で2020年より連載している松本直也による漫画作品。シン・ゴジラやパシフィック・リム等の怪獣を自然災害に暗喩した作品の系譜にある。怪獣の発生する世界で、怪獣から国を守る防衛隊に入る事が叶わずに怪獣の死体清掃の仕事を続ける主人公・カフカが、もう一度防衛隊を目指そうと決意するも、謎の小型怪獣に体内へ侵入され、人知を超えた怪獣の力を手にする。「怪獣8号」と呼ばれるようになってしまったカフカがその力と怪獣の知識を駆使して、怪獣に立ち向かっていくバトル漫画である。

aki-11024のレビュー・評価・感想

怪獣8号
10

怪獣8号という名のかっこいいおじさん!

怪獣なんか受け入れられないかも、と思った方、読まないと損です!
続きが気になって、読み始めると止まらなくなります!
そしてこの漫画の魅力は、主人公が若くてかっこいい男の子ではなく、32歳のおじさんという所。
冴えないおじさんの成長を応援したくなります。
突然主人公がめちゃくちゃ強い怪獣に変身してしまうわけですが、その変身シーンの唐突さに主人公と同じくこちらも、え?と思わず声に出てしまいました。
怪獣8号の見た目はかっこよくて、めちゃくちゃ強そうなのに、そんな姿でギャグまではさんできて。
見た目とは裏腹に愛嬌があってかわいいのです。
めちゃくちゃ強い怪獣に変身したから、これからどんどん敵をなぎ倒していって大活躍する展開が待っているのかと思えば、そうでもなく。
人間なのに怪獣になってしまった苦悩があるわけです。
そしてバトルシーンが熱い!
テンポも早く、どうなっちゃうの?!と、どんどん読み進めてしまいます。
なんといっても、来てほしい場面で怪獣8号がドーンと現れる。
来るだろうなと思いつつも、キター!と喜ばずにはいられないのです。
他の登場人物も個性があり、とにかくバランスがいい!
推しのキャラクターが必ず見つかると断言できます!