ブレイブ -群青戦記-

ブレイブ -群青戦記-

『ブレイブ -群青戦記-』とは、笠原真樹による人気漫画『群青戦記』を原作とする、2021年3月12日公開の映画作品である。監督は本広克行。主演は映画単独初主演となる新田真剣佑が務め、三浦春馬や松山ケンイチといった実力派キャストが共演している。
物語の舞台は、スポーツの強豪校である私立星徳高校。歴史マニアで弓道部に所属する主人公・西野蒼(にしの あおい)は、目立つことが苦手で学校生活に鬱屈とした思いを抱えていた。ある日、校庭に落ちた1本の雷をきっかけに、学校の建物や生徒たちが丸ごと戦国時代、しかも「桶狭間の戦い」の直前へとタイムスリップしてしまう。突如現れた刀を持つ野武士や足軽たちによって校内はパニックに陥り、友人たちが織田信長の軍勢に連れ去られてしまう。
歴史の知識を持つ蒼は、後に徳川家康となる松平元康と手を組み、野球部やアメフト部、弓道部など、全国屈指の身体能力を誇る高校生アスリートたちと共に仲間を救うための戦いに身を投じる。弓やバット、ラクロスといった部活で鍛え上げた道具や身体能力を武器に、戦国武将たちに立ち向かっていく姿が描かれる。

yukkos7のレビュー・評価・感想

ブレイブ -群青戦記-
6

いい意味で裏切られた作品

ツッコミどころ満載の、いわゆるB級映画ファンです。原作未読で映画のみ最後まで見ています。
CMで予告が流れてきた時の、「アスリート高校生VS織田信長」という、中学生が一度は考えそうな設定の作品に惹かれ、ちょっと面白がるような気持ちで映画を見ました。
開始3分で高校生たちの日常が崩れ去り、学校に残った生徒や教師のほとんどが野武士に惨殺されていくシーンはまさに、デス・ゲーム的設定の作品のセオリーともいえる数減らしを披露。
さらに生き残った中から「500の兵を率いた織田信長と戦う意思のある高校生のみ」が選抜され、実質500VS20数名で織田信長と戦うことになります。
ここへ「誰が何役かもはっきりしないまま、合戦のなかひたすら仲間の名を叫びながら戦う」等の展開であれば、まさにお約束のストーリーが繰り広げられたことでしょう。
しかしこの作品は、役名・所属している部活・大会等での実績くらいしかはっきりとはわからないキャラクター達に、特撮や舞台での経験が豊富なキャストの方々が素晴らしい演技で華を咲かせてくれて、正直、ストーリーはチープな部分があるものの、本気で命の取り合いをするキャスト陣の数々の名演技とアクションに、見る前に抱いていた「なんかちょっと面白そう」くらいの気持ちはすっかり消え、いつのまにか最後まで見入ってしまっていました。
また、若くして亡くなられた三浦春馬さんの遺作でもあり、彼の徳川家康はとても輝いていました。