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学生時代の微妙な気持ちを思い出す、もう1つの青春ストーリー
森恒ニ先生の代表作。大人の世界と子供の世界の微妙な空間を描いた作品。
その世界の中で、元引きこもりの少年が夜の街で不良達に挑んでいく。
様々な格闘技が登場するが、試合ではなく喧嘩でどう実践できるのか？を解説してくれている。
格闘技の解説に関しては、作者自身の体験をもとにしているので、リアリティがある上に素人でも実践できるように表現されている。
全体的に不良との喧嘩漫画という印象だが、見て欲しい部分はそこではない。
仲間との絆、そして恋愛…しかし一般的な華やかな部分を見せるのではなく、そこに生まれる小さな葛藤の部分を見て欲しい。
さらに、主人公がいじめられていた当時の気持ち、引きこもりだった当時の気持ちが色濃く描写されているので、そういった経験がある人はより共感できると思う。
全18巻で読み終わりやすく、完結もしています。絵柄的な特徴は特になく、リアルな画風でヒロインなどの女性キャラは魅力があり、可愛く綺麗に描かれています。
実写ドラマ化もされていて、そちらも原作に忠実なので興味がある方はそちらも是非！