ギミックを用いた
子どもが1人留守番をして泥棒を撃退するコメディー物。
決して無敵な力をもっているわけでもなく、悪知恵が優れてオモチャなどの道具を駆使して罠を作り侵入を阻止する。
一番の見どころもほぼそこで、ありふれた部品を分解して、
相手をいかにしてギャグらしくずっこけさせたり珍妙なアクションをとらせて表現させる手法が素晴らしい。
相手の泥棒も2人組で1人子ども相手に向かってくるのでハラハラさせる攻防も上手に構造されている。
ストーリーについては主人公だけなぜか家に置き去りにされるといった展開でツッコミを入れたくなるが、
クオリティはそこを重視していない。
文化がここ日本と違うのでホームメイトの概念も珍しいと思われる。
製作時期はかなり古いものの、決して色あせる事なくいつの時代で観ても面白い。
2000年と近年より画質も向上してグラフィックばかり精査されている偏向から、
こういった中身でアピールするものは貴重に思える。
シリーズで3作あり、内容はほとんど同じ展開だが全て観ても損はない。
製作者達も相当頭が良く、理解しやすい範疇に収めたと感心した。
過激なエログロシーンもなく、子どもにおすすめできる作品。
こんな時代だからこそある意味、未視聴の方がいたら観るべきだろう。