音楽×バトルの新感覚ストーリー
映画が始まると同時にAdoの「新世界」が流れ始めます。今作品のメインキャラクターである”ウタ”には2人の声優がいます。会話などのメインの声優パートを務めるのは、名塚佳織さん。歌唱パートを務めるのは、アーティストのAdoさん。声優が分けられているからこそ会話パート、歌唱パートそれぞれの世界観を楽しめます。映画のストーリーを楽しめるのはもちろんのこと、今作品ではライブさながらのAdoさんの音楽を楽しむことができるのも醍醐味のひとつです。歴代のワンピースが麦わらの一味のバトルシーンが多いのに比べ、今作品は歌がメインの映画ということもあり、バトルシーンは少なめです。その分、シーンごとに喜怒哀楽が表現された音楽を楽しむことができたり、メインキャラクター”ウタ”の細かいストーリーを楽しむことができます。”ウタ”というメインキャラクターがシャンクスの娘という重要なポジションにいるにもかかわらず、なぜ今まで正体が明かされることがなかったのか?その問いが映画を鑑賞していくことで明らかになります。今作は楽しみ方が多岐にわたります。かつて登場したアニメのキャラクターが再登場。作り込まれたストーリー、音楽。ワンピースに詳しい方はかつて登場してきたキャラクターを懐かしむことができ、ワンピースを知らない方でも映画のストーリーやAdoさんの圧巻の歌唱力を楽しむことができる。ワンピース通、ワンピース初心者どちらにもオススメできる作品です。