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映画『SAW』シリーズ
サイコスリラー映画で、「ゲーム」と言って、誘拐・監禁してる人に対して、勝てば生存、負ければ死という、とんでもない事をする殺人鬼の話なんだけど、特徴はなんと言っても、ゲームの内容が、その誘拐・監禁されている人それぞれの罪にのっとった内容になっていること。
例えば万引き犯だったとしたら、閉じ込められた部屋の床が動き、先にはトゲの落とし穴、目の前には商品棚のような所に箱がいくつかある。
どれかの箱の中には床の装置を止める鍵があり、箱を開けて見つけて使えば助かるという説明があり、最後に肝心の鍵の場所のヒントを貰えるが、「盗んだ物を懐に隠していたな」のようなヒントで、服をめくると、腹に身に覚えのない縫い目がある。
鍵は自分のお腹の中に入られている事になる。
自分でお腹を痛みに耐えて開き、鍵を取れれば、その罪を「償った」って事で助かるという流れになる。
実際はただの万引きではなく、万引きした事により、誰かの人生を不幸にした人物がゲームの参加者になる。
注目する点は、基本ゲームに参加させられるのは何かしらの罪(誰かの人生に影響があるレベル)がある人物で、殺人鬼は、医学、科学、工学と様々な知識やゲーム参加者の罪を細かく知っているという事。
殺人鬼の招待や目的、ゲーム参加者の過去、色々な人間関係の繋がりで起こる殺人ゲーム。
シリーズを通して複雑に絡み合ってるので、知的好奇心を刺激され、どんどん進む物語に釘付けにされる作品です。