CLANNAD / クラナド

『CLANNAD』(クラナド)とは、株式会社ビジュアルアーツのゲームブランドであるkeyにより制作、2004年発売された恋愛アドベンチャーゲーム。また、これを原作としたアニメ・コミック作品。
私立光坂高等学校に通う主人公・岡崎朋也(おかざき ともや)は怪我によりバスケットボールを断念し不良となっていたが、女子生徒である古河渚(ふるかわ なぎさ)との出会いを機に、多くの生徒達との交流を経て、人間的に成長していく。演劇部の再建に向け奔走する渚の姿に感化され、朋也を始め他ヒロインたちが協力していく様を通して物語が進行していく。
少年少女たちの恋愛・友情・家族愛などを描き、「泣きゲー」というジャンルを確立させた。
2007年には東映アニメーションが劇場版を、京都アニメーションがTVアニメシリーズをそれぞれ制作しており、新たなアニメ作品が続々と現れる中においても、「CLANNADは人生」といわれる程に、色褪せることなく「神アニメ」と称され続けている。

hashi-84のレビュー・評価・感想

CLANNAD / クラナド
10

人生を見る。感動アニメ

まず、知っている方は、みんな口を揃えて「CLANNADは人生だ。」というのではないでしょうか。
そのぐらい、人生だと思えるものが詰まっている作品です。
物語のあらすじとしては、メインヒロインと主人公が高校で出会い、結婚して、子供を産んで…とまさに、人生を描いた物語です。
その中で、人の気持ちを考えさせられるシーン、切ないシーン、どうしようもない気持ちが湧き出てくるシーン、展開が多くあります。
友人との三角関係とか、双子の姉妹が同じ人を好きになってしまうとか、誰も悪くないのに、すごく切なくて、もうどうしようもないんです。
恋愛も友情も家族愛も、全ての切なさが詰まっていて、温かさもあって、そんな作品です。
物語は、大きく言うとメインヒロインと主人公の人生ですが、その中で、ヒロインの少女は体が弱く、
留年するし、それなのに学校は卒業できなかったし、少しかわいそうになります。
それでも、結婚して、子供を産みます。
でも、そんな幸せの中、体が弱いがゆえに、出産直後に亡くなってしまいます。
主人公の気持ちを考えると、もう涙が止まりません。こんなに幸せで、人生の再スタート、これから、子供と3人で暮らそうと、思い描いていたのに。
そんな切なさでいっぱいな作品です。