さあ、飛び込め!!
観れば観るほどに良さがわかり、心に染みる映画です。
よい映画というものは、手元に置いておきたいものかもしれない。
「ナイトミュージアム」などで主演のベン・スティラーが監督&主演という思い入れの強さがよくわかる、メッセージ性の高い映画だなと思いました。
そこは決して邦画のように押し付けがましくなく、クサくなく、さらりと観せてくれる上に、
テーマである【人生を楽しもう。冒険しよう】をまさに体現してくれる主人公にわくわく。
展開が予想できず、自分もつられてアイスランドのヘリコプターに飛び乗っちゃう気分!
スケボーで降りているときは、彼の心の鎖が一気に解放されたんじゃない?と思うシーンでした。
特筆すべきは、この映画のキーマンである世界的な写真家を演じるショーン・ベンに助演男優賞を差し上げたいほどの存在感と、ニヒルな魅力ですね…。
色気が満載です。写真なのに本当に吸い込まれるようでした。
お母さん役のシャーリー・マクレーンも魅力的。物語で出てくるようなおばあちゃんはこうでないといわんばかりの包容力。
雑誌「LIFE」の最終号の表紙を飾るネガを巡り、42年間地味に控えめに生きてきた真面目男の冒険が始まる。
いや、人生自体がアドベンチャーのようなもの。
その舞台をどうするかは、あなた次第。
一歩踏み出す勇気次第。
思うだけでは、なにも始まらないよ。
今のまんまで、いいの?あなた?
自分らしく生きてる?
というクエスチョンを突きつけられます。
学生の時は楽しかったなー、今は楽しくないな。
そんな人生に迷っている方へ刺さる一本でした。
君もヘリコプターへ乗ってしまえ!!