弟切草

弟切草

『弟切草』とはチュンソフトからスーパーファミコン用ソフトとして発売されたサウンドノベル・アドベンチャーゲーム。
深夜、男女2人がドライブ中に事故を起こし、森で立ち往生してしまうところから物語がはじまる。助けを求め森深く進むと異様な雰囲気の洋館を発見し2人はその洋館に迷い込む。
主人公とその恋人、奈美が館の中で様々な体験をするという内容で、選んだ選択肢によってストーリーの展開や登場人物の人物像が大きく変わっていくマルチシナリオが採用されている。

natsuzorah1のレビュー・評価・感想

弟切草
8

チュンソフト発売のノベルゲーム「弟切草」とは

「弟切草」はチュンソフトから発売されたノベルゲームシリーズ第一弾です。
サウンドノベルシリーズはじまりの作品であり、不気味な洋館を舞台に2人の男女がおりなす恐怖と愛を描いていきます。
ふつうのノベルゲームと違って主人公の行動をプレイヤーが選択することができます。
プレイヤーの選択によってその後の展開が変化していき、選択によってはそこでゲームオーバーになるものもあるので、
それがまたゲームを面白くしている要素の一つだと思います。
不気味な洋館を舞台にしているだけあって西洋のよろいやミイラなど洋風の化け物が登場することもあり、
それこそが発売から数十年たった今でも最恐といわしめるゆえんだと思います。
ホラーゲームと銘打ってはあるものの、なかには考えさせられるシナリオがあったり、
一筋縄ではいかない珍しいエンディング、隠し要素が存在していて周回要素も豊富です。
注目してもらいたいのがBGMです。SFCならではの音の扱い方が非常に巧妙で深みのある演出がされています。
PS版も発売されているので気になった方は一度手に取ってみてもいいかもしれません。
視覚的なホラーにはあきたという方にももってこいのゲームだと思います。