人はここまで残酷になれるのか?
角川の電撃文庫で大賞を受賞した作品のアニメ化。
レギオンと呼ばれる帝国の自動戦闘機械の軍勢と人類の壮絶な戦闘を描いた作品。
「豚に人権を与えぬことを、非道とそしられた国家はない」白系種(アルバ)以外の人種を「豚」と定義して強制収容所に収監し、
彼らを貧弱な自国の戦闘機械に載せ自動戦闘機械と称し戦わせ「戦死者ゼロの戦場」と嘯き、自国内で偽りの平和を貪るサンマグノリア共和国。
戦闘機械に乗る彼らは86(エイティシックス)と呼ばれた。
レギオンとの最初の戦闘で大人はほぼ死亡。現在戦っているのは少年少女兵のみ。
彼らは、ハンドラーと呼ばれる共和国の軍幹部に指揮されているが、ハンドラーは自ら戦場に立つことはない。
ただ後方で戦闘を監視するのみ。少年兵達は自分たちで活路を開いていくしかなかった。
その少年兵の中にレギオンの声が聞こえる者がいた。彼の名前はシンエイ・ノウゼン。
レギオンの行動を正確に読み搭乗機の貧弱な兵装を効果的に活用しながら次々にレギオンを撃破。
所属部隊は彼を除き全滅を繰り返す。彼についたあだ名は死神。彼の率いる部隊は最強故に激戦区に投入される。
その彼の部隊を指揮するハンドラーに新しい指揮官が来た。彼女の名前はヴラディレーナ・ミリーゼ。
彼女の接し方に当初は戸惑うシンエイ達だったが、次第に心を開いて行く。
それもつかの間、シンエイ達に下された次の指令は帰還することが許されないものだった。