犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい / 犬猫どっちも

犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい / 犬猫どっちも

『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』とは、松本ひで吉によるエッセイ漫画作品、およびそれを原作としたショートアニメ作品である。2017年2月より松本が自身のTwitterに投稿を開始し、2018年3月より『Palcy』にて連載開始。2020年10月からは毎日放送・TBS系列にてショートアニメ全24話が放送された。
天真爛漫な犬とツンデレな猫を飼っている松本ひで吉の日常を描いている。

funkbeatのレビュー・評価・感想

犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい / 犬猫どっちも
10

犬好き猫好きどちらにも読んでほしい癒し系動物漫画

あなたは猫派?犬派?
動物好きなら誰しもが質問した、されたことだろう。
この漫画の作者は作中に胸を張ってどっちも!と断言している。

主人公である作者は犬と猫1匹ずつ飼っており、途中からトカゲもどきが加わるエッセイ漫画だ。
動物系バラエティが人気な昨今、動物系漫画も少なくない。
動物視点の漫画も多い中で、この漫画は作者視点で犬と猫の生活を描いている。
漫画らしい多少の誇張はあるものの、犬と猫それぞれのあるあるを交えながら、作中のいぬくん、ねこ様の個性も存分に描かれている。
作者、作者のご家族に従順かつ、お歌が大好きないぬくん、ツンデレが高次元過ぎるけど憎めないねこ様。
作者のご家族や犬くん、ねこ様を飼う前の今は亡きわんちゃんのエピソードも盛り込れ涙あり、笑いありの作品となっている。

漫画の反響が大きく、短編アニメ化もされた。
人気声優を起用したことで短編ながらかなりの話題となり2クール放映された。
犬くんとねこ様の掛け合いをアニメとして見れたことに感激したファンも多いだろう。

私がこの作品を紹介したいと思ったのは作者の考え方だ。
動物漫画は動物が老いてしまうことは描かれないことが多い。
けれどこの作者は、犬くんが年齢を重ねていくにつれ背中が丸くなっていること、ねこ様の寝ている時間が増えたことなどを作中に描いている。
動物を飼う上で最も必要なとこをしっかり描いてくれているこの作者の作品は、
動物好きにもこれから動物を飼おうとしている人にもぜひオススメしたい。