スケール観から間を置き学生の日常中心で描くアメコミヒーロー映画
2019年に公開されたMCU版スパイダーマン単独主役作の2作目で、「アベンジャーズ・エンドゲーム」後の世界を舞台に学生生活と師とも言えるアイアンマンの死から代わりを必死に務めようとするピーター・パーカーの奮闘が描かれるあらすじとなっています。
数か月前にやったばかりの映画のその後というくだりがMCUらしい驚異のテンポを感じさせますが、若干「エンドゲーム」を視聴してからでないとやや状況が理解しにくかったのも事実でした。
本作でもピーターの学生仲間達のキャラが楽しく、その辺りがMCU版スパイダーマンの明るいイメージを増してる要素の一つとも思えました。
本作最大の敵・ミステリオに関しては「エンドゲーム」まで宇宙もしくは次元規模の敵をやり合ってきた分、多少一犯罪者という事でスケールダウンした感もありましたが、ドローンを巧みに駆使する姿は現代に通用する形で、ある意味最も現実感ある敵とも言えました。(死後も大どんでん返しを演じますし、次回作への期待感を煽るあたりもMCU的だなっと。笑)
しかし死後も因縁の敵が現れるあたり、ピーターには申し訳ないけど、トニーって師匠とするには多少難があるような(苦笑)
どちらかといえばティーン色が濃くなってる印象ですが、アメコミヒーローらしいアクションシーンも過不足なく描かれてる印象でした。