ディズニー史上最もおしゃれで性悪な少女がクルエラとなるまでのスピンオフ映画を紹介します。
『101わんちゃん』の悪役 "クルエラ” にも可愛らしい少女の時代がありました。
幼少期からファッション好きでデザイナーを目指していたクルエラは、とある出来事をきっかけに母親を失ってしまいます。
素行が悪く問題ばかり起こしていたエステラ(のちのクルエラ)は、その後、亡くなった母親のために「いい子」になろうと努めます。
しかし、身元も分からず、学校にも通っていない彼女が就職をし、普通の生活をすることは至難の業でした。
そんなある日、エステラは、泥棒仲間のジャスパーが勝手に応募をした求人に合格し、有名百貨店リバティで働くことになります。
そして、たまたまショップを訪れていた、カリスマデザイナーのバロネスに目を付けられ、大好きなファッションの世界へと飛び込んでいきます。
『クルエラ』を鑑賞し、印象的だったのは、ロンドンのファッション業界という華やかな世界と悪役との結びつきです。
この二つは一見、別世界のものと思われますが、映画鑑賞後は、妙な納得感と満足感を得ることができます。
エステラという主人公は、誰もが共感を覚えるような根っからの善人ではなく、むしろ悪人体質です。
しかし、他のどのヴィランとも違い、人間的部分を持っているからこそ、映画を観ていて共感できる部分も沢山ありました。
一度失敗をし、それでも夢を追い諦めない不屈の精神が、観る人に感動と勇気を与える映画です。
『101匹わんちゃん』にもつながる世界観なので、ディズニーやファッション、洋画好きの方には是非見てほしい一作です。