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最高のアメコミ映画
2005年から始まった、ハリウッドの大プロジェクト「マーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU)」の集大成「アベンジャーズ」は、紛れもない大傑作であった。
国際平和維持組織シールドが保管する四次元キューブが、邪神ロキ(トム・ヒドルストン)に奪われた。
シールド長官ニック(サミュエル・L・ジャクソン)は、この緊急事態にアイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)を始めとするスーパーヒーローのオールスターチーム「アベンジャーズ」を結集させるが、
集まったヒーローたちはまるで協調性がなく、先が思いやられる展開であった。
日本では「インクレディブル・ハルク」(2008年)から続くマーベルのアメコミ映画シリーズの最新作である。
一つ一つのすべての作品を楽しみながら待っていたアメコミファンにとっては、いよいよ念願のお祭り映画だ。
なにしろ、それぞれには100億円単位の大作の主人公が勢ぞろいするのだから面白くないはずがないのだ。
この作品を楽しむためには、これまでのMCU関連作品すべてを鑑賞することが必須だが、それだけの手間をかけてでも見る価値があるに違いないだろう。
「日本よ、これが映画だ。」というキャッチコピーには一切偽りはない。