異世界ものの中でも異色
「転生したらスライムだった件」は、主人公の三上悟が後輩と会っていたところを通り魔に刺され、その後にスライムへと転生した話を描いた作品である。
所謂異世界物なのだが、そういった作品の中でも一味も二味も違う。
通常、スライムと言えば弱いモンスターのイメージなのだが、「転生したらスライムだった件」の主人公スライムはチート級に強い!
自分よりも明らかに大きく強そうな個体のモンスターが襲ってもパッと倒してしまう。
そしてそれを繰り返していくうちに、どんどん仲間が増えていき、街を形成し、それがさらに国に発展するのである。
それまでの過程もしっかりと描かれており、その過程もとても面白い。
話の内容としてはコメディの部分とシリアスな部分半々といったところである。
出てくるキャラクターたちもかっこいいものから可愛らしいものまで様々。
ゴブリンや、オーガ、オークなどRPGにも出てくるようなキャラクター以外にも、人間も出てきて同盟を結んだり、戦ったりなどなど盛り沢山だ。
主人公のスライムは、様々な能力を持っており、その能力をどのように使うのか、そしてどのように戦うのか見ていてハラハラドキドキする作品である。