彼らが世界中で愛される理由について
防弾少年団(以降BTS)は2013年にデビューし、現在では世界中で活躍する韓国のアイドルグループである。
彼らの一番の魅力は、“完璧ではない自分を隠さず、受け入れる強さ”である。
毎週アプリ内で配信される『Run!BTS』というバラエティー番組では、彼らの飾らない姿が非常に印象的である。
例えば、リーダーのRMであれば国連のスピーチやコンサートでのコメント等、心に響く言葉を発信している頭脳派の姿が印象的だが、
上記番組内では少年のように明るくはしゃぎ、不器用ながら苦手な料理に挑戦する姿を見る事ができる。
また、ワールドワイドハンサムと名高い最年長メンバーのJINは、おやじギャグが好きでバラエティー担当として体を張っている姿を見せている。
彼らはバラエティー番組の配信やSNSを活用し、パフォーマンス中とは違った飾らない日常の姿を積極的に発信しているのだ。
また飾らない姿はこれまでに発表したドキュメンタリー映画でも見る事が出来る。
コロナウイルスが世界中で蔓延する前に、彼らは世界中を周り、ハードなスケジュールの中ライブ活動を行っていた。
その映画では、ライブ初日の公演で自分にしかわからない小さなミスを泣きながら悔しがるJONGKOOK、
多忙なスケジュールにより喉を痛め声が出ず最後のコメントで次は必ず完璧な姿をお見せしますと誓うV、
それぞれのメンバーが自分と向き合いながらその時出来る最高のパフォーマンスを披露し、その裏側の苦悩も包み隠さず映し出されていた。
自分自身の弱い部分や完璧でない部分を隠そうとする人は少なくないが、彼らを見ていると自分自身をそのまま受け入れる事の大切さを学ぶことができる。
実際に彼らは“Love yourself”の大切さを歌っており、BTSのそのような考え方に世界が共感したからこそ彼らは今絶大な人気を誇っているのだ。
“完璧ではない自分を隠さず、受け入れる強さ”を持った彼らであれば、今後より多くの人に愛されていくだろう。