男性も読める少女漫画
中国風の架空の国が舞台のファンタジー漫画。
第一話から主人公のヨナ姫の父の国王が、ヨナの初恋の人であるスウォンに殺されるという衝撃シーンから始まり、そこで一気に話に吸い込まれるように夢中になってしまう。
ヨナも殺されそうになるが、それを彼女の幼馴染で従者のハクが自分の身を挺して守るところが強くてかっこいい。
ヨナとハクは二人で逃れながらも、国の伝説である四龍を仲間にする旅に出ることになるのだが、四龍たちも魅力的なキャラで面白い。
喜んで仲間になるキャラもいれば、最初は嫌がるキャラもいたりして、仲間になっていく過程が様々で面白かった。
特に黄龍ゼノは登場もふらりと出てきたかと思えば、あっさりと仲間になっていてキャラが掴めない感じなのがヨナたちと同様に驚きと笑いが込み上げた。
また、敵キャラに当たるスウォンも綺麗な顔つき、中性的な雰囲気で悪意がないのが最初わからなかったけれど、
自分の父親がヨナの父によって殺された過去を持っていて、そのことで立ち上がるしかなかった姿が切なくて魅力的に感じた。
あと、スウォンを支えるジュド将軍がスウォンに毎度振り回されている姿が笑える。
イラストも少女漫画なので、ゴチャゴチャしすぎておらず丁寧に描かれていて綺麗で読みやすいのもオススメポイントである。