さわやかな炭酸のはじける青春
「ハニーレモンソーダ」はタイトル通り、さわやかな炭酸のはじける青春の物語です。
界くんという学校での人気者がいて、羽花という地味な女の子が界くんと衝撃的な出会いから少しずつ自分らしさ、強さを出していくという王道な青春ストーリーなのに、
界くんの少ない言葉や行動になぜかキュンとします。
お互いを思いやり少しずつ界くんと羽花がわかり合い成長していく学生時代のキラキラがまぶしく、こんな恋してみたいという気持ちになります。
絵ももちろんかわいいです。
自信がなくて自分を変えたい羽花が少しずつ変わっていく様に自分もこうありたいとこうなりたい変わりたいと思わせてくれて本を読む手が止まりませんでした。
羽花が泣いてるところは泣けますし、笑顔になるとニヤニヤが止まりません。
いじめに羽花が苦しくなると私も苦しくなり共感してしまいます。
読んでいくうちに界くんも羽花のおかげで成長していくところがありお互いの苦しさもバネにして成長していく様子が感動します。
ライバルなどのいろいろな登場人物達が魅力的で、いろんな思いや苦しみを乗り越えてみんなで成長していく様子にすがすがしさと爽やかさと炭酸のような爽快感がたまりません。
自分もまるで体験したかのようなハニーレモンソーダ。最高です。