ゴスペラーズ

ゴスペラーズは、村上てつや、黒沢薫、酒井雄二、北山陽一、安岡優の5人で結成されているボーカルグループである。リーダーである村上てつやと黒沢薫が高校の同級生で、高校の文化祭で歌を披露したのをきっかけにコーラスグループを結成。その後、早稲田大学のアカペラサークルにて他の3人と出会い、ゴスペラーズを結成。1994年に「Promise」でメジャーデビューし、『笑っていいとも!』のレギュラー出演やオープニングテーマ作曲など多岐にわたる活躍。2000年にリリースされた「永遠に」はロングヒットし、翌年にリリースされた「ひとり」ではアカペラでは初のオリコントップ3に入るなどゴスペラーズの名が一気に広まった。また、ソロ活動もそれぞれ活発にしており、バラエティなどにも出演している。それぞれが作詞作曲も担当できる才能あふれるグループといえる。全国ツアーでは、歌のみならず、5人のトークも注目されており、コンサート中には劇や楽器、ダンスも披露されている。

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ゴスペラーズ
8

大人の愛を奏でるハーモニーの名手たち・5人の侍『ゴスペラーズ』

『ゴスペラーズ』は全員がヴォーカリストとして成立する才能を持つが、その彼らが紡ぎ出すハーモニーは圧巻であり、聴くものの心を鷲掴みにして離さない。
特に、愛をテーマにした数多くの楽曲のアカペラは、聴いたものに衝撃すら与えうる。
ゴスペラーズであるからこそ成立するテレビ番組企画もあり、ある時には各地の教会や地下空間などの石造りのスペースにてアカペラで唄った際には、
その石壁への歌声の反響音もが美しく調和し、その音楽性の高さが遺憾なく発揮された。

5人の歌声は実に個性的であり、黒沢 薫はハイトーンヴォイスでまるでこぶしを回すような粘っこさがあり、それには一度聞いただけで忘れられない力があり、
北山陽一の低音ヴォイスは身体の奥底に響いてくるようであり、酒井雄二の歌声はクールでありながら艶やか、
村上てつやは言葉のひとつひとつを実に美しくメロディに乗せてくる、安岡 優の歌唱には魂が揺さぶられるような力強さがある。

『ゴスペラーズ』は1991年早稲田大学のアカペラ・サークルから結成されたヴォーカル・グループであるが、メンバー変更があったのち、
シングルリリース「Promise」でメジャーデビューを果たしてから長きに渡りメンバーは不動で、
メンバー間の結束は固く、コンサートでの軽妙なトークからはメンバー同士の仲の良さも感じられる。

「永遠(とわ)に」「ひとり」「星屑の街」「ミモザ」など、ヒット曲は多数。
全員が作詞作曲をし、他アーティストに楽曲を提供したり、プロデュースを行ったりもしている。