ハニーレモンソーダ / ハニレモ / Honey Lemon Soda

ハニーレモンソーダ / ハニレモ / Honey Lemon Soda

『ハニーレモンソーダ』は、村田真優原作の漫画作品。集英社『りぼん』にて2016年2月号から連載。2023年7月25日時点で、番外編1巻を含む既刊24巻。集英社『セブンティーン』2020年9月号の「読者が選ぶ好きな少女マンガ&実写化してほしいマンガランキング」において1位を記録。2021年第45回講談社漫画賞少女部門にノミネートされ、2023年7月時点で累計発行部数は1200万部を突破している。
中学時代、石と呼ばれていじめられていた石森羽花は明るい高校生活を送るため、自由な高校に入学した。そこで出会ったのはレモン色の髪をした校内きっての人気者、三浦界。彼はなぜか自分を“石森係”と呼び、羽花の世話を焼いてくれるように。高校入学の真の目的が、憧れていた界と会うことだった羽花は戸惑いながらも強く彼に惹かれていく。やがて距離を縮めていく二人は想いを伝え合い幸せな毎日を送っていたが、界はある秘密を抱えていた。元いじめられっ子の内気な女子高生が、自分とは正反対の性格である男子と心の距離を縮めていく物語。
2021年7月9日に実写映画が公開された。監督は神徳幸治、主演は本作が映画単独初主演となるラウール(Snow Man)、ヒロイン役に吉川愛。2022年9月には朗読劇が上演された。

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ハニーレモンソーダ / ハニレモ / Honey Lemon Soda
9

甘酸っぱいラブストーリー

石森羽花は、中学生の時「石」というあだ名でいじめられていた。
内向的な羽花を変えたのは、偶然出会ったレモン色の髪の少年・三浦界。
界を追って、同じ高校に入学する羽花の成長を描いた学園ラブストーリーである。
界と同じクラスになれたけれど、なかなかクラスに馴染めない羽花。
いつもは塩対応だけど、さりげなく背中を押してくれてる界。
羽花のことを見守っている姿がかっこいい。
そして羽花は地味で大人しいけれど、芯の強さを感じる。
内向的だからこそ周りの変化に気づくことができる。
真面目で頑張り屋なところも魅了的で、応援したくなる素敵な女の子だ。
最初は羽花の教育係だった界が、だんだん羽花に惹かれていくところにキュンとする。
そして初めてできた羽花の友達がみんないい子でかわいい。
さらにストーリーを盛り上げてくれる。
絵もとても綺麗で、世界感に浸ることができる。
髪型や服装などもかわいく、細かいところまで注目してしまう。
壁を乗り越えて、羽花がどんどん可愛くなっていくところも目が離せない。
無表情な界が、羽花だけに見せる優しい表情。
そんな界のことを「ハニーレモンソーダ」と例えているところがとても素敵。
大人も夢中で読みたくなる心温まる作品だ。