コンフィデンスマンJP -プリンセス編-

コンフィデンスマンJP -プリンセス編-

『コンフィデンスマンJP -プリンセス編-』とは、2020年7月23日に公開された日本映画であり、フジテレビ系の「月9」枠で放送された人気テレビドラマ『コンフィデンスマンJP』の劇場版シリーズ第2作である。古沢良太の脚本のもと、長澤まさみ演じるダー子、東出昌大演じるボクちゃん、小日向文世演じるリチャードの3人を中心とした信用詐欺師(コンフィデンスマン)チームが、欲望にまみれた金の亡者からあらゆる手段を講じて大金を騙し取るコンゲーム(騙し合い)を描いている。
本作はマレーシアのランカウイ島を中心に大規模なロケが行われた。当初は2020年5月1日公開を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響による延期を経て劇場公開された。公開後は多くのファンから熱い支持を集め、最終的な興行収入は前作『ロマンス編』を超える30億円以上の大ヒットを記録した。なお、劇中で強烈な存在感を放ったジェシー役の三浦春馬、およびスタア役の竹内結子の両名にとって、本作がシリーズ最後の出演作となった。
物語は、10兆円の莫大な資産を持つとされるシンガポールの富豪、レイモンド・フウが急逝したことから動き出す。レイモンドの遺言には、ブリジット、クリストファー、アンドリューの3人の実子ではなく、「ミシェル・フウ」という誰もその姿を知らない隠し子に当主の座と全遺産を相続させると記されていた。この機を逃さなかったダー子たちは、身寄りのない少女「コックリ」を新たにチームへ引き入れ、彼女を偽のミシェルに仕立て上げてフウ家から手切れ金を騙し取ろうと画策する。フウ家を取り仕切る冷徹な執事トニー・ティンの厳しい目を欺き、邸宅への潜入に成功したダー子たちだったが、事態は手切れ金どころか、コックリが「本物のプリンセス」として数々の過酷なレッスンを受け、盛大なパーティーに出席しなければならない状況へと発展する。パーティー当日、かつての宿敵であるヤクザのボス・赤星栄介らの介入や妨害を天才的な策略で退けたダー子だったが、当初の目的であった数千億円の価値を誇るフウ家の玉璽(ぎょくじ)をあえて盗むことはしなかった。過酷な運命の中で気品と強さを身に付け、周囲の心を動かしていったコックリを、コンフィデンスマンとしてではなく「本物のフウ家の当主」として生きさせることを決意したダー子たちは、彼女に未来を託して静かにフウ家を去り、物語は鮮やかな幕切れを迎える。

Hagio1507のレビュー・評価・感想

コンフィデンスマンJP -プリンセス編-
4

これまでのネタ晴らしの爽快感はどこへ…。期待値が高かっただけに、ラストにもやもやした気持ちが残ってしまう作品。

コンフィデンスマンシリーズはドラマも大好きで、前回の映画ロマンス編も面白かったことから、今回の映画もとても楽しみにしていた。
コンフィデンスマンシリーズの面白さは最後の大どんでん返しにあると思う。
長澤まさみ演じるダー子たち詐欺師が、大胆で巧みな仕掛けをして、獲物であるオサカナから大金をゲットするという毎度のストーリーなのだが、その詐欺の華麗な手法にスクリーンを見ている私たちもつい騙されてしまう。
どこでどう騙されていたのか、最後にネタ晴らしをされた時の爽快感と、もう一度見て確かめたくなるわくわく感がクセになるのだ。
しかし、今回のプリンセス編は、これまでのシリーズを見てきた者としては歯切れが悪く、物足りなさを感じた。
映画を告知するCMなどでも、最大のオサカナとうたっていただけに、設定自体も登場人物も豪華で、今回は大富豪からどうやって大金を巻き上げるのかと鑑賞する前から想像を掻き立てられていた。
いざ楽しみにしていたプリンセス編をわくわくしながら鑑賞したが、オチを知って「え、それだけ?もっと何かあるでしょ」と思ってしまったのは私だけではない気がする。
また、登場人物もこれっぽっちしか出てこないの?と思ったり、見ているそばから展開が予測出来てしまったりすることもしばしば…。
期待値が高すぎたと言えばそれまでかもしれないが、前回を超える大どんでん返しを期待してしまっていた私には、少々がっかりした気持ちが残ってしまった。
それにしても、ダー子を演じる長澤まさみのチャーミングな演技は、このシリーズでしかなかなか見られないものだ。
ぜひ、シリーズは継続してほしいし、次回作にはさらなる大どんでん返しを期待したいと思う。