ファイアーエムブレム 風花雪月 / Fire Emblem: Three Houses

ファイアーエムブレム 風花雪月 / Fire Emblem: Three Houses

『ファイアーエムブレム 風花雪月』とは、「インテリジェントシステムズ」と「コーエーテクモゲームス」が開発したシミュレーションRPG。ファイアーエムブレムシリーズの1つで、2019年に発売された。様々な人の思惑が交差する混迷の大地・フォドラを救う為、傭兵上がりの教師である主人公が仲間達と共に立ち上がる。自らの選択が物語に大きな影響を与える他、登場人物の成長や葛藤を描く人間ドラマと見所満載。日本ゲーム大賞2020では優秀賞を受賞するなど、世間的な評価は高い。

kwt-1991v9のレビュー・評価・感想

ファイアーエムブレム 風花雪月 / Fire Emblem: Three Houses
10

シリーズ初見にオススメ

任天堂の「手強いシュミレーションRPG」として有名なファイアーエムブレムシリーズですが、今作は初心者に優しく作られているため、まだ本シリーズを遊んだことのない方にもオススメできます。
ファイアーエムブレムシリーズには、仲間が死んでしまうと二度と共に戦う事ができない、「ロスト」のシステムがあります。しかし本作にはやられても撤退してくれる「カジュアル」モードと、やられるとそのまま戦死してしまう「クラシック」の2つのモードがあるため、カジュアルモードであればロストを恐れることなくプレイできます。クラシックモードで遊びたいという方でも、本作には巻き戻し機能があるため、戦闘で味方がやられる直前に巻き戻してやり直すということもできますし、本作は難易度が低めに設定されており、救済措置もあるなど初心者に優し目に作られています。
本作では主人公が教師となり、仲間となる生徒を育てていきます。登場するキャラクターは40~50人ほどですが、「生徒を育てる」そして「全てのキャラにロストするリスクがある」という点がキャラへの愛着をさらに湧かせます。
またストーリーは少々大人向けであり、対象年齢も12歳以上向けとなっていますが、これは「戦争は善と悪が戦う勧善懲悪ではなく、各々の正義のぶつかり合いである」ということが描かれているためです。キャラクター達もあまり正義という言葉使わないため、戦争がどういうものかを知ることができる、良いストーリーになっています。