アドベンチャー洋画感想
1984年に公開された、冒険アクション映画シリーズ「インディー・ジョーンズ」シリーズの第2作目。
ギャングとの取引のトラブルで逃亡したインディ達は、たどり着いた村が邪教集団によって、秘石と子供達を奪われている事を知り、邪教集団との闘いに巻き込まれていくストーリーとなっています。
大ヒットしたインディーシリーズの続編という事もあり、制作にはかなり力を入れ、前作以上にアクションシーン満載となった娯楽作として仕上がっています。特に本作で、有名なトロッコの追跡シーンは、インディーシリーズをジェットコースタームービーとしての印象を確定させた、といっても過言ではないと思われます。さすがにCGがなかった時代だけに、トロッコのシーンはミニチュアやモーションアニメを駆使して、今となってはアナログ特撮の良さが感じられる出来となっています。
アクションシーン以外にも、インディー達の掛け合いの陽気さも、本作の娯楽性の高さを掻き立てるのに一役買っていて、個人的にはヒロインウィリーの危機に陥る度に、凄まじい悲鳴を上げるシーンが印象深かったですね(笑)。
一方で、本作最大の敵モラ・ラムが相手の心臓を抉り出すなど、邪教ものという事もあり残酷なシーンも多く、本作がアメリカにおけるPG-13のきっかけを作ったことにおいても大きな分岐点といえる作品だったといえ、また、虫嫌いの方は視聴に注意が必要といえますね(苦笑)。