狼と香辛料

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狼と香辛料
9

愛と商いに注目、狼と香辛料

狼と香辛料について
「狼と香辛料」は支倉凍砂さんの小説が原作の、2008年にIMAGIN制作で第一期アニメ化され、2009年にブレインズ・ベースとマーヴィージャック制作で第二期がアニメ化し、話題となった作品です。

あらすじ
行商人であるクラフト・ロレンスは旅の途中、取引のためにパスロエ村に立ち寄ります。その村には狼の姿をした豊穣の神「ホロ」を祀る収穫祭が行われている最中でした。
麦の売買を狙って村を訪れたロレンスでしたが取引先と交渉する機会を逸してしまい、仕方なく村を出ることに。その夜、荷馬車の荷物に違和感を覚え確認するとそこには耳と尻尾が生えた少女「ホロ」が忍び込んでいたのでした。
ホロは、今まで自分の力を使って村の豊作のために尽力してきたが、今はもうその力を必要とされていないと言います。必要とされていないのであれば故郷に帰りたい。ロレンスはそんなホロの願いを聞き入れ、ホロの故郷へと一緒に旅を始めることになるのでした。

この作品の面白いところはただのファンタジーアニメではなく、経済や貿易、商い、なかなか題材にならないものがテーマになっている点です。
全体的にどこかで話がつながっており、全体的な話の構成も非常に良く、テンポよく見ることができます。
また、一番の魅力はメインヒロインのホロです。
見た目が可愛いというのは勿論、賢狼ならではの機転の速さや考え方。そんな見た目とのギャップには夢中になってしまいます。
旅の途中でお互いの様々な一面を目にし、楽しい経験やつらい経験をすることで次第に絆を深め、互いを意識するようになっていく二人の関係性にも注目です。