グリーヴァ

グリーヴァ

グリーヴァとは、日本のヴィジュアル系バンド。活動期間は、2012年から2017年。“古き良き時代の継承者”をコンセプトとし、90年代ヴィジュアル系バンドを彷彿させる衣装を身に纏って活動してきた。人気曲には「暗黒世界ハ闇」「操リ人間」などがある。

final-finalのレビュー・評価・感想

グリーヴァ
10

90年代のヴィジュアル系好きにおすすめ

2012年7月に結成され、2017年12月に惜しくも解散するまでの5年半の活動期間の中で、ダークなヴィジュアル系ブームを再構築したバンドでした。
衣装は基本的にエナメル素材が使用されており、まるで1990年代に流行ったヴィジュアル系の再来か!?と思えます。
楽曲も当時のバンドを連想させるような曲が多いです。

90年代のヴィジュアル系ファンには、1stアルバムの『鬼ト影』をおすすめします。
『解離性同一性障害』や、『中絶』はあの頃の曲と言っても過言ではありません。
後期のグリーヴァの楽曲は、古き良き時代と新しい時代が入れ混じったロックテイストの曲が多いですが、これもまたライブで盛り上がるナンバーが揃っています。
また、グリーヴァの特徴としてメンバーの大半が作曲できることが挙げられます。
シングル『Liar…』では、ボーカルの狂鬼、ギターの碌、陽、ベースの緋雨がそれぞれ作曲した4曲が収録されているので、違ったテイストを楽しみたい人はこれを手に取ってみてください。

そしてなんと言ってもグリーヴァはライブバンドです。
ライブでは、ヘドバン、モッシュ、逆ダイの嵐なので、暴れたい人には楽しめると思います。
男女問わず逆ダイをする姿は圧巻です。
惜しくも解散してしまっていますが、グリーヴァの軌跡は確実にヴィジュアル系界を変えたことでしょう。