前向きな人生を歩もう!と背中を押してくれるような映画
この映画は、自分の人生において本当にやりたいことはなんだろうと考えさせられる映画だ。
主人公のアンディは、初めは「学歴」「経歴」のために興味のないファッション業界に足を踏み入れるが、上司ミランダの元で働くにつれ、自分が望んでいない地位やチャンスを与えられる機会が増え、普通はその業界人にとっては羨む状況にもかかわらずアンディは疑問を持ち続ける。
自分のやりたいことよりも将来の肩書きのために奮闘していたが、次第にそれは自分の力となるわけではないことに気が付いていく。
それに気付かせてくれたのは上司であるミランダの存在が大きいと思う。
ミランダはアンディとは逆で自分の意志を確立し、そのためなら家族や部下を犠牲にしてきた。
映画中のミランダの粗暴ぶりは今でいう「パワハラ」に近いものを感じるが、彼女にはとてもはっきりした意志があり、パワーを感じるからこそすぐにアシスタントが見つかるという状況が生まれるのだろう。また、世界中がミランダに憧れ、ミランダと仕事がしたいと日々奮闘しているのだ。
映画の最後は少しあっさりしているが、ただのファッション業界の大変さを描いている映画ではなく、人生に悩んでいる人、仕事に悩んでいる人の背中を押してくれるようなそんな映画であると思うので、悩んでいる人は一度立ち止まってこの映画を見てほしい。