ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE

ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE

『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』(ルパンさんせいVSめいたんていコナン THE MOVIE)とは、2013年に公開された日本の劇場版アニメ作品。モンキー・パンチ原作の『ルパン三世』と、青山剛昌原作の『名探偵コナン』のクロスオーバー作品として制作され、興行収入は42億6000万円にのぼる記録的ヒットとなった。本作は日本テレビ開局60周年、読売テレビ開局55周年、トムス・エンタテインメントアニメ制作50周年、『ルパン三世』連載45周年、『名探偵コナン』連載20周年記念と、多くの関係機関の周年を記念して制作された映画でもあり、2009年に放送されたテレビスペシャル『ルパン三世VS名探偵コナン』が好評だったことを受けての企画立ち上げとなった。ストーリーとしては単独で起きた事件であるが、前作の続編として位置づけられる作品となっている。さらに、劇場版『名探偵コナン』の時系列上では、2013年に公開された第17作『名探偵コナン 絶海の探偵』と2014年に公開された第18作『名探偵コナン 異次元の狙撃手』の間に位置することが、本作の終盤におけるルパンの発言で仄めかされている。『ルパン三世』としては、1996年公開の第6作『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』以来17年半ぶりの新作映画であり、2011年に一部メインキャストの声優陣が刷新されてから初の映画としても話題となった。
ある日、月島の宝石店で怪盗キッドがダイヤを盗む。しかし、その様子を本物のキッドである黒羽快斗はその事件に関与しておらず、もう1人の自分にダイヤが盗み出される様子を怪訝そうにうかがっていた。
江戸川コナンはスケボーに乗ってダイヤを盗んだキッドを追跡していたが、あと一歩のところで何者かにスケボーを真っ二つに切断され、取り逃がしてしまう。その手口から、コナンはルパン一味の関与を確信。一方、追跡を振り切ったルパンも、誘拐された峰不二子を救うためにダイヤを盗み出していたのであった。コナンとルパンはやがて協力し、謎の男、アラン・スミシーとの闘いに挑んでいく。

SPYDERMAnq1のレビュー・評価・感想

ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE
9

怪盗と名探偵のクロスオーバー作品

怪盗キッドではなく、怪盗ルパン三世とコナンのクロスオーバー作品です。

VSとは言っても、二人の対決がメインというよりも同じ事件の中で二人がそれぞれの立場で活躍するという印象を受けました。

蘭と不二子が一緒にいて、ルパンがシャワーを覗きに行ったところ不二子ではなく蘭がいて手痛いお仕置きを受けたり、「眠りの小五郎」を始めようと放たれた睡眠針を小五郎に変装していたルパンが交わしたりと、互いの作品のセオリーシーンを見事にクロスオーバーさせています。

コナンはこの作品の舞台へ、密航者として潜り込んでいたために強制送還の目に遭いますが、ここで問題となるのは「江戸川コナンという人間は存在しない」ということです。
存在しないはずの人間がいるということ自体が大事になりかねませんが、それを黒の組織に知られたならばコナンや周囲の人の命も危ういのです。

拘束された身でどうするか思慮を巡らせるコナンですが、実はコナンを拘束し搬送していたのは、そのふりをしていたルパン達。ルパンはコナンが窮地に立たされていることを知り、手助けをした形です。
コナンはそれでも「今度泥棒したら捕まえるからね」と不敵に言い放ち、ルパンといいライバル関係になる、と言った気持ちの良い展開です。