甲鉄城のカバネリ / Kabaneri of the Iron Fortress

甲鉄城のカバネリ / Kabaneri of the Iron Fortress

生駒とは、『甲鉄城のカバネリ』の主人公。顕金駅に住む、ぼさぼさの黄土色の髪が特徴的な蒸気鍛冶師の少年。密かに収集したカバネの死体を用いて研究を行い、独自の武器「ツラヌキ筒」や、カバネのウイルス侵食を食い止める器具を開発していた。ある時、顕金駅に侵撃したカバネと戦うも、噛まれてしまう。自作の器具でウイルスの侵食を止めたが、体はカバネながら理性と人格を保った存在・カバネリと化してしまった。

4nwing342566のレビュー・評価・感想

甲鉄城のカバネリ / Kabaneri of the Iron Fortress
10

自分の好きなアニメの一つ

本作品は2016年に放送された深夜アニメの一つです。舞台は日本史上の武士が存在したような時代で、そこには謎の生物カバネが蔓延していました。これはいわゆるゾンビです。そしてその時代には町と町を安全に移動する手段として、甲鉄城が使われていました。自分がこの作品を好きな理由としては、暗い世界観と絶望の中でも立ち向かう姿が自分の好みに合っているからです。主人公は一話からカバネ化してしまうのですが、根性でウイルスの進行を止めて人格をとどめることに成功しさらに身体能力が向上します。これと日々開発していた貫き筒によりカバネリに対抗できるようになりました。そして無名という少女と出会い自分の今の状態をカバネリということを知るわけです。そこからの物語は驚きの連続で、多くの機会で、高揚感を感じることができました。何よりBGMと作画が大変すごいです。どれも革新的で初めて見たときはとても感動しました。そんなアニメが終わって、約二年には劇場版海門決戦も上映されました。生駒と無名の戦いはまだ続いていて、同じカバネリの生き残りとして、共感しあっている中、意識の違いで軋轢も生まれたりし、そんな中でも最終的には二人で強大な敵を倒す姿に、最高のカタルシスを感じました。いつも感情を揺さぶらせてくれるこの作品が自分はいまだ好きです。続編に期待しています。